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『アンドレイ・ルブリョフ』()は、1971年のソビエト連邦の映画である。監督は、アンドレイ・タルコフスキー、脚本は、アンドレイ・コンチャロフスキーとアンドレイ・タルコフスキーがつとめた。出演は、アナトリー・ソロニーツィン、イワン・ラピコフ、ニコライ・グリニコ、ニコライ・セルゲーエフ、ニコライ・ブルリャーエフ、イルマ・ラウシュなど。15世紀初頭のモスクワ大公国を舞台に、イコン画家アンドレイ・ルブリョフの苦悩と模索を描いた歴史映画である。 本作が製作された当時のソビエト連邦の映画は、完成するとまずスタジオの審査にかけられ、さらに国家検閲を経てから一般上映されるしくみになっていた。本作においては、1966年に完成しながら検閲で歴史的解釈や暴力的描写が批判されて、ただちに一般公開が許可されず、のちに作品の一部をカットして検閲を通過したものが、1971年にソビエト連邦内で一般公開された。 また、1969年、ソビエト連邦での一般公開が許可されていないうちに第22回カンヌ国際映画祭に出品されて、当年の国際映画批評家連盟賞を受賞した。 == あらすじ == 本作の舞台は、15世紀初頭のモスクワ大公国である。タタール襲来とルーシ諸公の内乱が続いた動乱期を背景に、ロシアの最も優れたイコン画家アンドレイ・ルブリョフの苦悩と模索を描いた。ルブリョフの生涯をたんにたどるのでなく、その生涯に関する挿話や、中世ロシアの史実を下敷きにした挿話を織りまぜた8つの章と「プロローグ」、「エピローグ」をあわせた全10章を叙述することで物語は進む。「プロローグ」と「エピローグ」を除く8つの章はそれぞれ題名が付けられて年代順に並べられている。また、「プロローグ」から「最後の審判 1408年 夏」が第1部、「襲来 1408年」から「エピローグ」が第2部の2部構成になっており、日本公開時は第1部に「動乱そして沈黙」、第2部に「試練そして復活」と独自の邦題がくわえられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンドレイ・ルブリョフ (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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